入学してからの1年間は全員が「基礎課程」に所属し、2年次から各学科に進むという、「リベラル・アーツの聖心」ならではのユニークなシステムです。「2年次進級時に学科を決める」このシステムは、聖心のカリキュラムの最も大きな特色といえます。
基礎課程では、さまざまな学問領域の入門科目や、1年次生から履修できる各学科の専門科目を幅広く学びます。

自分の興味がさらに深まるのを実感する人。
さまざまな学問領域に触れ、新しい世界と出会う人。
自分では気づかない適性や可能性を発見する人。

いずれの場合も、より確かな目的意識と自信を胸に専攻課程へ進み、学習の手応えと成果をしっかりつかみとることができます。

基礎課程の特長

POINT1

専門をじっくり選ぶ

2年次進級時に学科決定

聖心女子大学では、受験時に学科を決めることを求めていません。基礎課程での1年間でさまざまな学問に触れ、自身の興味・関心はどこにあるのか、自身の将来にはどの学問が必要なのかを入学後にじっくり選んでください。

1年次対象専攻課程科目

1年次生に適した入門・推奨科目を多く揃えると同時に、通常は2年次以降に履修する専門性の高い専攻課程科目も、一部は1年次生から履修可としています。ハイレベルな勉強に挑戦したい1年次生の意欲に応えます。

POINT2

大学での学びの基礎をつくる

1年次生のための基礎課程演習(ゼミ)

大学での勉強の進め方は、高校までと大きく異なり、新しく身につけなければならないスキルも少なくありません。大学での新しい学びを円滑に進めるため、基礎課程演習では、「文章等による表現力」「調査や情報収集の力」「発表の力」を強化します。授業は学生の主体的な研究発表と意見交換を中心に進められ、大学での学習・研究活動に必要な基礎能力や積極的な姿勢を身につけます。

POINT3

充実したサポート体制がある

アカデミック・アドバイザー

基礎課程での1年間、基礎課程演習の専任教員がアカデミック・アドバイザーとして、1年次生の学びをサポートします。授業のこと、将来の進路と学びの関係、学科選択に関する相談と助言など、種々のアドバイスを受けることができます。

1年次センター

近年、大学における初年次教育の重要性が高まっています。本学では早くから初年次教育の重要性を認識し、大学入学直後の1年間を総合的にサポートする「1年次センター」を他大学に先駆けて設置しています。学科が決まるまでの1年間、学生研究室の代わりとなり、1年次生の学修・生活面に必要な情報等を提供し、円滑な大学生活のスタートを支えています。

1年次生のための基礎課程演習(ゼミ)

基礎課程演習では多様なテーマで授業を開講しており、1年次生の好奇心を刺激します。

2018年度開講科目(全29クラス)

  • DigitalStorytelling入門
  • 言語能力とこどもの外国語習得
  • Identity and Cultural Awareness
  • 異文化間コミュニケーション
  • 日本の伝統行事
  • 大学で学ぶということ・・小説の読み方を中心に
  • 意外とおもしろい日本語
  • ハプスブルク帝国の歴史
  • 日本の国宝について調べる
  • 源義経暗殺計画の虚像と実像-歴史物語と歴史学
  • マス・メディアの内容分析
  • 人類の歴史を、身近な飲み物から見直す
  • 昭和時代と現代社会の社会・文化・生活・価値観を比較する
  • 国際交流と日本語教育(「外国人が学ぶ日本語」の世界を知る)
  • トランスナショナルな文化の可能性と限界を考える
  • ペローの童話を読む
  • この刺激的な世界を知ろう!
  • 学問の基礎
  • アカデミック・スキルズ
  • アート/芸術と美的な体験
  • 持続可能な未来へのいざない:サスティナブルな地球社会に向けた<技法>
  • 想像力のトレーニング
  • 持続可能なライフスタイルのための教育
  • 教育と、ひとづくり・まちづくり
  • 子どもの福祉と子育て支援
  • 客観的思考能力とプレゼンテーション能力を養う
  • ことわざを通して心理学を学ぶ
  • 人格、心の健康と不健康、心理学的援助について、基本的なことを理解していきます
  • 心理学を教養として学ぶ

 

ジェネラルレクチャー

リベラル・アーツの聖心ならではの講演会で、創立当初から現在まで受け継がれてきた伝統的なものです。本学学長をはじめ、各界で活躍するゲストや教員がさまざまなテーマからご講話くださいます。学生のみなさんが大学での学びについて考え、広い視野と教養を培い、自らの学問を修め、その成果をもって社会との関わりを深める「聖心スピリット」を育む特別な機会として位置づけられています。

2017年の開催テーマ(抜粋)

  • 聖心女子大学のルーツを探る
    Sr.宇野 三惠子(学校法人聖心女子学院理事長)
  • 聖心女子大学の教育理念:“グローバル”“共生”の実践へ
    Sr.岡崎 淑子(学長)
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック大会への渋谷区の取組とボランティア活動について
    田中 豊(渋谷区区民部オリンピック・パラリンピック 推進課課長)
  • 創造と継承:伝統芸能の世界に生きる
    山下 靖喬、石森 裕也(津軽三味線奏者 邦楽囃子)
  • 知っておきたい女性の健康―活き活きと過ごすために
    渡邊 理子(日本赤十字社医療センター 第二産婦人科副部長)
  • 海外向けニュースの放送に携わって
    石川 千晶(NHK国際放送局 ワールドニュース部 副部長)
  • 自分らしく生きる
    堀川 歩(株式会社ミライロ 人事部長・講師、日本ユニバーサルマナー協会講師)
  • 2017サイボーグ技術と医用福祉機械の展開
    横井 浩史(電気通信大学教授

1年次センターの役割と活動

  • 入学直後のオリエンテーション期間には上級生の協力も得て、時間割を一緒に考える履修相談会を行います。
  • 学科を決める時期には学科の教員や上級生とのランチ説明会を実施するなど、専攻課程への進級を後押ししています。
  • 自習や昼食場所、安らぎの場としても利用され、1年次生同士の交流を広げる場所として活用されています。

学生メッセージ

幅広く、さまざまな分野にふれることで
多角的に理解し、体系的に学びを深められます。

base_message_2016
荒井 千晶
Chiaki Arai
国際交流学科4年

基礎課程の1年間はとても有意義な時間でした。多くの新しい視点を学び、物事をより多角的に理解できるようになるとともに、確かな学科選びができました。
入学する以前から英語の学びを深めたいという思いがありましたが、基礎課程では学科の枠にとらわれず学べるので、自分がどのようなことに関心があるのかをじっくりと考えるために、さまざまな学科の授業を履修しました。多様な分野の学問に触れる中で、私は国際社会の構造や動きに興味があるのだとあらためて気づき、異なる文化的背景を持つ人同士が言語の壁を超えてコミュニケーションをとる重要性を明らかにしたいと思ったのです。そこで言語コミュニケーションと国際社会について学べる国際交流学科に進みました。
アカデミック・アドバイザーの先生からいただくアドバイスも、基礎課程の学びの助けになりました。講義の最後にリアクションペーパーを書いて提出する授業も多いのですが、先生が「講義を聴いて何を考え、どんな疑問を持ったのかを書くように」と指導してくださったことで、講義を受ける姿勢を学べました。先生方が親身にサポートしてくださるのも少人数制の聖心ならではの魅力だと思います。