[学生メッセージ]専攻と学び

掘り下げ方によって新たな視座が生まれるのが、
大学で史学を学ぶ醍醐味です。

history_message

2016年3月卒業
門坂 恵美
Megumi Kadosaka

 高校時代から歴史が好きで史学科に進みましたが、暗記するだけでなく、史実に切り込み解き明かしていくおもしろさを味わえるのが大学での史学の学びです。過去の動かしようのない出来事があるわけですが、それを掘り下げていくと別の解釈が生まれたり、結論が変わってきたりする。つまり自分の情報収集力や解読力によって、違うものが見えてくるのがこの学問の醍醐味です。史学に取り組むことで、目の前の疑問に対して妥協せず、情報を取り入れながら迫っていく姿勢を身につけることができました。これは社会に出てもさまざまな場面で活かせるスキルだと思っています。
 教員免許は、中学校と高等学校の教諭第一種免許をそれぞれ取得しました。また、史学は文献や遺物などが大切になってくる学問ですので、そうした資料を扱う専門家としての資格も持っていたいと思い、博物館学芸員の資格も取りました。その結果2~4年次では単位超過申請を出すほどでしたが、自分の興味のある講義を受講することに力を入れ、視野が広がる学びの楽しさを十分に味わいました。

門坂さんの時間割

history_timetable_1
history_timetable_2
history_timetable_3
history_timetable_4

2つのゼミで学び、
知の蓄積ができたと実感しています。

gakusei_message

2015年3月卒業
木田 七海子
Namiko Kida

 もともと西洋史に興味があったのですが、これからのアジアの将来にも関心があり、中国世界と中東地域の2つのゼミに入ることに決めました。しかし漢文やイスラムの難解な単語などが出てきて、こんなにわからなくてよいのかというほど、知識がついていかないことばかり。それを一つひとつクリアできたのは、少人数で、丁寧な先生のご指導があったからです。おかげで無知な自分を自覚しつつ、一から勉強することで、より多くのことを吸収できました。また2つのゼミで学ぶことで、歴史はもとより、異なる地域の宗教、政治、文化を多方面から学ぶことができ、知識の蓄積ができたと実感しています。
 卒業論文はチベット問題を選びました。これは、立場が変われば見方も変わるということが如実に現れるテーマです。メディアから入ってくるのはある一方向からの情報であって、多角的な視点から検証していかなければ問題を捉えることはできません。これは社会生活を送る上でも大切な姿勢です。卒論という4 年間の集大成に取り組み、そうした姿勢が身に付いている自分に誇りを感じます。

木田さんの時間割

jikan_1
jikan_2
jikan_3
jikan_4

[学生メッセージ]卒業後の進路

4年間の学びと経験から養った能力を活かし、
地域活性に貢献していきます。

history_interview
2016年3月卒業
株式会社清水銀行

古谷 彩乃
Ayano Furuya
インタビュー動画はこちら

人前できちんと話せるか。論旨はしっかりしているか。声は出ているか。面接ではその点を評価していたと、内定後、人事の方に伺いました。もともと発表、発言することに苦手意識を持っていて、それを大学の学びの中で克服したいという思いがありました。ドイツ留学に参加したのはそのアプローチの一つです。しかし、自分も含め、たくさんの留学生がいる中でディスカッションできない日本人を見て、さらに強く変わりたいと思うようになりました。
史学は一つの物事を多角的な視点を持って考察し、それを論理的に説明することが求められる学問です。あえて2つのゼミに身を置き勉強しましたが、毎週やってくるディスカッションの時間をこなすことで鍛えられ、自分の意見をしっかりと持ち相手に伝えるという力が身につきました。
出身の静岡に帰り就職します。帰省するたびに空き地が増えていく地域の商店街を見て、生まれ育ったまちが少しでも元気になるよう、地元に貢献したいと考えるようになりました。聖心で身につけた能力を活かし、お金の循環を司る金融機関という立場から、地域の活性化や県民の生活向上に尽力していきたいと考えています。

人々の生活を根幹から支える仕事に
携わりたいと思ってきました。

sotugyo_message

2015年3月卒業
日本銀行

北 牧子
Makiko Kita
インタビュー動画はこちら

経済の重要性を実感したのは、高校生の時に体験授業で行ったフィリピンでの経験からです。まちを歩いているだけで貧富の差がはっきりとわかり、それを目の当たりにして、将来は人々の生活を根幹から支える仕事に携わりたいと思いました。日本銀行は日本経済、ひいては人々の暮らしと密接な関係にある公的機関です。史学の研究で培った、物事を様々な角度から検証・分析し、それを論理的に組み立てアウトプットしていく力、自分なりの切り口や視点を見つけていく力は、必ずこの仕事で活かせると思っています。
就職活動では、E S 対策講座や採用試験対策講座、スーツの着こなし講座など、キャリアセンター主催の講座は実践的な内容で大変役に立ちました。また、頻繁に目を通したのが卒業生の就職体験記です。先輩方の生の声は面接などの準備に役立ちましたし、励みにもなりました。説明会や面接の時の振る舞いに自信を持てたのは、こうしたバックアップに加え、聖心女子大学で学び、礼儀やマナーなどが自然と身に付いていたからです。満足のいく形で就職活動を終え、前向きな気持ちを忘れずに働き続けたいです。