[学生メッセージ]専攻と学び

意見を持つ力、発信する力、聞く力、
よさを見出す力は様々な場面で役立ちます。

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2016年3月卒業
小田 萌子
Moeko Oda

 『源氏物語』や『枕草子』などの古典文学が好きで、高校時代は古典が得意であると自負していました。ところが基礎課程で古典文学の入門講義を受講し、高校で学んだことは研究史のほんの一部に過ぎないということに気付かされ、衝撃を受けました。まだ知らない古典の世界をさらに深く知りたいと思い、日本語日本文学科を専攻しました。
 各自の研究発表を行う演習では、発表者だけでなく全員が意見を出し合うことが求められます。一人ひとりが意見を持って周囲に伝え、また人の意見を受け入れることで、より深い解釈や新しい考えが生まれるからです。「文学に正解はない」と言われますが、他人の意見があってこそ学びが深まるのも、この学科の魅力だと思います。
 卒業論文では与謝野晶子が『源氏物語』の各帖について詠んだ「源氏物語礼讃歌」について研究しました。古典・近代文学という分野の垣根に囚われないテーマを選択したことで、あらゆる専門分野の先生方や、文学への情熱と知識を併せ持つ友人たちから広くアドバイスをもらい、楽しみながら学びを深めることができました。

小田さんの時間割

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苦手意識のあった国語を克服。
大切なのは自ら積極的に学んでいくこと。

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2015年3月卒業
筑紫 温子
Atsuko Tsukushi

 「さらさら」と水が流れる。星が「きらきら」光る。「もちもち」という食感。実際にそんな音は聞こえてきませんが、オノマトペを使うと感覚的に非常にわかりやすい。「ちくちく」「じんじん」など、最近では医療業界でも、医療者と患者が感覚を共有できる言葉として注目されているのがオノマトペです。オノマトペと出会い、日本語のおもしろさに目覚め、卒業論文では小学校の音楽の教科書を使ってオノマトペの研究をしました。昔から唱歌などに多くみられましたが、では実際に現在の小学校の教科書にはどのくらい使われているのか。学年とオノマトペの関係を分析・考察しました。
 実は国語は得意科目ではなかったんです。言葉や詩には興味があったのですが、文章解釈や表現、暗記に対する苦手意識が強く、それを先生に相談したところ「高校とは違う大学での学びがある」という言葉に後押しされました。大切なのは興味の幅を広げ、自ら積極的に学んでいくこと。苦手だと思っていた日本文学、そして日本語という分野に取り組むことで、自分の前に新しい世界が開けました。

筑紫さんの時間割

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[学生メッセージ]卒業後の進路

挑戦し続ける気持ちを忘れずに、両親と同じく、
お客様と向き合う銀行員になりたいです。

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2016年3月卒業
メガバンク

麻賀 悠香
Yuka Asaga
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多くの人と接し、信頼関係を築ける仕事に就きたいと考えていました。卒業後の進路を具体的に考え始めた時、頭に浮かんだのは、銀行員として働く両親の姿です。一人ひとりのお客様と向き合い、多くの苦労のなかにもやりがいを持って働いているのを、娘として感じていました。わたしが目標にする社会人は身近な家族の中にいたことに気付き、二人と同じ金融業界に進むことを決めました。
2年生の演習で、女性の生き方が描かれた近代文学について学修しました。女性の人生にとって、仕事はとても重要です。結婚や出産を経ても、社会や他者とつながりを持ち続けることは、大切な生きがいにつながります。この演習で学んだことがきっかけで、長く働き続けられる福利厚生制度が大切だと考えるようになり、進路選びのポイントにもなりました。大学での学修が、社会人としての生き方にリンクしたと思います。
大学入学後に始めた弓道、博物館学芸員資格の取得、年鑑編集委員会と、4年間たくさんのことにチャレンジしてきました。就職は人生の大きな節目。新たなスタートラインに立ち、不安や緊張を感じますが、挑戦し続ける気持ちを忘れずにこれから先も歩んでいくつもりです。

就職活動は自分を見つめ直す機会。
逃げずに向き合って道を開きましょう。

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2015年3月卒業
株式会社東急ハンズ

毛利 有花
Yuka Mouri
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接客業を志望し、東急ハンズに内定をいただきました。福井県の恐竜博物館とカフェ事業をコラボレーションするなど、ハンズは常にユニークな事業を展開しており、わたしも入社したら何か提案できないかと考えています。事業内容が幅広く、下からの提案にも耳を傾け、新しい可能性に積極的にコミットしていく企業の体質に惹かれたことも、東急ハンズを選んだ理由です。そうした点は、日本語日本文学科も似ているかもしれません。自ら学びたいとチャレンジしていけば、それをバックアップしてくれる環境がありましたし、上からの立場ではなく、同じ目線でアドバイスをくださった先生方の温かさは、生涯忘れません。学芸員の資格取得は、学生生活の経験として就職活動でも役に立ちました。
自分をじっくり見つめ直すよい機会となった、とわたしは就職活動をそのように理解しています。自己分析では面白みのない人間だと落ち込むことがありましたが、逆に考えればそれは真面目であるという長所になります。目の前の自分から逃げずに考え続けたことで、よい企業に出会えたのだと思います。